会長メッセージ

すべてのがん患者さんとそのご家族が、様々なつらさから解放されるために、私たちができること。それは「がん患者さんやご家族のため」に企業の枠を超えて社会を動かす活動を展開することだと考えました。
私どもは2008年4月に、がんの痛み治療の普及・啓発を目的とした企業団体「がん性疼痛緩和推進コンソーシアム」を設立いたしましたが、2014年4月よりがんの痛み治療を含む「緩和ケア」の普及・啓発を目的とした「緩和ケア推進コンソーシアム」に名称を変更しました。 第2期がん対策推進基本計画で重点的に取り組むべき課題のひとつとなっている「がんと診断された時からの緩和ケアの推進」は、2017年6月現在策定中の第3期がん対策推進基本計画においても分野別施策の「3.がんとの共生」の第一項目としてとりあげられる予定です。私どもはこの「がんと診断された時からの緩和ケア」の実現を目指して活動しています。

がんと診断された患者さんは、痛みや倦怠感などの様々な身体的な苦痛だけでなく、悲しみや落ち込みなどの精神的な苦痛を抱えておられ、そのご家族も同様の苦痛を抱えておられます。 2016年12月に改正されたがん対策基本法の第17条がん患者の療養生活の質の維持向上の項目に「その家族の生活を含む」ことが明記されたことからもそのことが伺えます。

2016年11月に厚生労働省が実施した「がん対策に関する世論調査」では、緩和ケアのことを「よく知っている」と回答された方は26.2%、緩和ケアを開始すべき時期について「がんと診断された時から」と回答された方は56.1%でした。このことから「緩和ケア」に対する情報がまだまだ不足しており、身体的、精神的苦痛に対するケアを充分に受けないまま、患者さんとそのご家族は苦しみに耐えながらがんと闘うというケースが少なからずあると思われます。この状況を変えるには「緩和ケア」の正しい情報を、がん患者さんとそのご家族を含め広く国民に知っていただくことが必要だと考えています。

私たちは産業界の立場から、積極的に「緩和ケア」の正しい情報を伝えることで「すべてのがん患者さんとそのご家族が身体的・精神的な苦痛、つらさから解放される」ことを目指すことを宣言いたします。
勝間田 将史
私たちは産業界の立場から、積極的に「緩和ケア」の正しい情報を伝えることで「すべてのがん患者さんとそのご家族が身体的・精神的な苦痛、つらさから解放される」ことを目指すことを宣言いたします。

緩和ケア推進コンソーシアム会長
勝間田 将史

勝間田 将史